BUSINESS TRAVEL NEWSはこのほど、例年公開している前年に出張旅費の多かった企業トップ100を紹介する「Corporate Travel 100」のリストを発表した。
リストは米国で発券された航空券の総額を比較するもので、昨年はコロナ禍で多くの会社が出張を大幅に制限したことから、今回は前回の100社をそのまま取り上げて前年と比較する方法をとった。100社の中で2件の合併があったため、リストは実際には98社のみの掲載となっている。
1位になったのはアマゾンで、2020年の航空券購入額は1億ドル。前年から4.56億ドルも減少しており、さらに昨年10月の第3四半期決算会見では出張旅費全体で10億ドル近くを削減できていると明かされている。
2位は前回まで5年連続で1位だったデロイトで、購入額は9710万ドルでこのうち82%が国内旅行だった。2019年の購入額は5.83億ドルで、5億ドル近い減少となったという。3位はフェデックスで2019年の1.5億ドルが9560万ドルに減少した。
4位以下はアップル、KPMG、ウォルト・ディズニー、EYなど。57位にトヨタ、86位に武田薬品もランクインしている。リスト全体はこちら。